-- 机に向かう --
そこには 大事な何かと向かい合う という意味が込められている
シャープなフォルムに、木から放たれる虹彩の組み合わせ。山と木と職人たちのネットワークから生み出されたクリエイティブな視点と独創的な世界。
この場所から創り出される家具は、洗練された美と力強さを兼ね備えています。
桜の木を使って制作した dsk-01 のデザインとスタイルは、音雨音木工所のコンセプトをそのまま形にしており、使い続けることで、あなたに寄り添い「思いを寄せて」「思い出を紡ぐ」存在になれることを目指しています。
大切な時間を共に長く過ごすことができるデスクをお届けするために、ディティールに気をくばり、いくつもの工程を重ねることで生み出されました。
デスク #dsk-01は、 オンラインストアからご購入いただけます。
material : SAKURA
size : W1,000 - D700 - H720mm
price
200,000円(税込 220,000円)
時を重ね、じっくりと楽しむことができる「さくら」。東近江の地域材を使っています。
重硬で使い込むほどに光沢を放つ木肌に加え、少し赤みがかったシックな色合いは空間を華やかに演出します。
無垢材ならではの美しい表情が、きっとあなたを魅了します。
直線的でありながら複雑さを併せもつラインの構成が、驚くほどの美しさと高い機能性と耐久性を持って形となったデスク。
余計なものをなるべく削ぎ落とし、書き物とモバイル使用に特化したミニマムデザインです。
人間工学に基づいたサイズや角度から、使いやすさを求めてデザインしています。
制作工程
製材された東近江の「さくら」の木を、木目や反りなどを見極めて、適材する材に荒取りしていきます。
シーズニングとは、木材を環境の湿度や温度に慣らすことです。荒取りしたさくらの材木をある程度加工し、工房の環境に慣れさせます。
天板などの広い板にするために表面を製材し厚みを合わせた後、接着面をまっすぐに削り、特殊な接着剤を使用し接ぎ合わせて大きい天板にしていきます。
無垢材は、それぞれに木目の色合いや節の数に違いがあります。板と節の特徴に職人のセンスをプラスして、どう接ぎ合わせたら美しい表情が出るかを考えながら接ぎ合わせています。
机やデスクといった「脚モノ」というジャンルでは、脚の形状でデザインが決まります。
dsk-01の軽快かつ複雑なラインで構成されたデスクの脚は、見る角度によって異なった表情が楽しめます。
機能美の中にも遊び心と格好良さを織り交ぜたいという思いに加え、構造的にも十分なものになるように、何度も試作を重ねてでき上がった脚部です。
使い続けることで生じる木の反りを予測して、平面を削っていきます。
鉋で削ることによって、機械では決して出すことのできないまっすぐラインが出現し、凹凸のない(デスクマットの必要ない)天板に仕上がり、木が本来持っている滑らかで深みのある美しさを引き出すことができます。
また、dsk-01の特徴でもある、作図や読書の際に角度がついていると使用しやすい「角度が変えられる天板」は、金物や部品を独自で作り出し、4段階に角度が変えられるようにしています。
木は動くものです。季節や、湿度によって木は息をするように縮んだり、膨らんだりします。
ガタつかないようにするためには、あえて木が動けるように(自然のモノを締め付けるのではでなく)自由になれる加工を施し、様子を見ながら組み立てていきます。
レールを用いず、摺れ桟で引き出しを固定させます。
OSMO オイルで塗装します。
このオイルは、1日に一度しか塗れません。
計4回塗り重ね、サンディングを4度に分けて粒度をあげ磨き上げます。
引出しや天板の角度などの最終調整を行い、ワックスを塗って拭き上げて完成です。
特記事項
音雨音木工所の製品は、天然の木材を使用した職人の手作りですので、写真と実際の製品とでは細部(木目の色合いや節の位置・数)や色合い(木材自体の色の偏り、オイルの染み込み具合によって生じる色ムラ)が異なります。また、木は傷や打痕が付きやすく、わずかなすり跡などがある場合もあります。あらかじめご了承ください。
使用環境によっては反りや割れが生じることもありますが、無垢材ならではの特性としてご理解いただけますようお願いいたします。
家具の材料である天然の無垢の木は湿度や温度の影響を受けやすく、置かれた環境で伸び縮みします。極端に乾燥した場所、湿度の高い場所、温度変化の激しい場所ではお使いいただけません。以下の場所でのご使用はお控えください。
・冷暖房器具・その他の家電等から出る熱や風が直接当たる場所
・長時間直射日光の当たる場所
・水に濡れる場所や湿度が高い場所