過去に滋賀県では、杉や檜以外の樹種の木は大きく硬い材質の木でも、投棄されるか薪やチップにされていました。
現在では、東近江市永源寺森林組合さんが販売会や促進委員会を発足し、広葉樹などの活用の場を設けらています。
2020年に山のふもとに木工所を開設するにあたり、今まで活躍の場のなかった県産の硬くて丈夫な木をつかって家具をつくることにしました。
東近江市は鈴鹿山脈から水が生まれ、愛知川から琵琶湖へと、ひとつの水脈が続いている地域です。
積極的に東近江の山の木を使い、みなさんにその家具を使ってもらうことで、山の木が循環されます。つまり、水の源である山が健全に保たれるのです。
山と生活をともにし、農業とともに衣食住を紡ぎ、山とつながり、人とつながり、そして山を守る。
自然の一部にぼく達がいることを心にとめて、家具をつくっています。
1978年 滋賀県に生まれる
2000年 愛知産業大学造形学部産業デザイン科卒業
2001年 別注家具製作所 藤本木工所入社(15年間勤務)
2015年 パーマカルチャーセンタージャパンデザイン学科卒業
2016年 東近江市愛東地区地域おこし協力隊着任
2019年 音雨音木工所 設立